4回目の妊婦検診/エコー検査で手足出現! | Main | これが噂のマタニティブルー?

マタニティブルーからハッピーライフへ/幸せ気分を楽しむきっかけ

2007-01-22 17:00:00 Category : 出産

誰と会っても気をつかわれることに段々と嫌気がさして、この頃には妊娠していることはあまり口にしなくなっていた。

言わなければ気づかれないもので、つわりも治まっていたので、全く普通に生活していた。

そんなある日、私は仕事で知り合った方と夕飯を食べにでかけた。

「あれ? 妊娠してるの?」

トイレから戻って来た私の姿をみて、突然聞かれた。全くそんな素振りをみせていなかった私は驚き、

「どうして??」

と問い返す。

「お腹がぽっこりしてきた気がする」

そうか。確かに、それまでよく履いていた身体にフィットしたタイトスカートがきつくて入らなくなっていたし、心なしかお腹も出てきていた。

相手から妊娠したことを聞かれれば、わざわざ隠すのも変なので、

「よくわかるね〜。誰にも言われたことなかったのに」

と普段通りのテンションで切り替えした。

今までの友人たちのパターンだと、ここから私の身体への気遣いが始まり、下手をしたら私の行動が赤ちゃんによくないと説教が始まる。それを何度となく経験し、そしてブルーになっていた私は当然、次の言葉を待って身構えたわけだが…。

知り合いの口からは、一向にそういう言葉は出てこなかった。まるで私が「実はこの間、新しい車買ったんだ〜」と報告したかのような気楽さで、「いいな〜、産まれたら見せてね〜、遊ばせてね〜」という何だか見当外れとも思える返し方だったのだ。あげくに「大丈夫? 父親ははっきりしてる?」などときわどい冗談まで平気で言い、楽しそうに笑っていた……。そして、そんな気楽さのまま、

「赤ちゃんは、親を選んで産まれてくるんだって。良かったね〜、選ばれて」

と、一言。

その後は、全く何事もなかったかのように、普段通りの会話をして普段通りに行動して別れた。結局、この知り合いからはその後も、私に妊婦の自覚を求めるような言葉や「ああしろ、こうしろ」といったとセリフは一度も聞くことがなかった。

私はこの知り合いの対応に、正直驚いていた。変わり者で、常識外れな人間だったが、こんな対応をするとは思っていなかったのだ。

そして、それがとても有り難かった。私が妊娠しても、私が母親になっても、私を「赤ちゃんのお母さん」「母親」という見方ではなく、あくまでも「私」として扱ってくれる。そんな接し方をしてくれる人がいたことがとても嬉しかった。そして、そういう人がいてくれることで、「私は私でいいんだ」と思え、心に余裕をもつことができるようになった。

それからは、友人や家族のしつこいほどの、アドバイスや説教や気遣いを適当に受け流すことも出来るようになった。マタニティブルーに悩んでいた私には、一つの転機となったきっかけだった。

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